【学生による企業取材記事】株式会社RKKコンピューターサービス

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※この記事は、熊本大学の学生ボランティアグループ Kumarism が作成したものです。

RKKコンピューターサービスは、熊本市中央区九品寺にある株式会社です。自治体と金融機関向けのソフトウェアの開発から販売、サポートまでを行っている会社です。本社は熊本にあり、東京や福岡などにも拠点があります。熊本放送(RKK)を経営母体として昭和41年に創業しましたが、テレビ関連の業務はなく、ソフトウェア一筋の会社です。

1.どんな仕事?

RKKコンピューターサービスは昭和41年に創業された企業です。当時は地方自治体などから情報を預かり、税金などを計算した結果を納品する受託計算業務を行っていました。その後、地方自治体と金融機関にターゲットを絞り、ソフトウェアの自社開発を始めました。

地方自治体には、住民基本台帳や課税計算などの業務アプリケーションで構成された総合行政システムを提供しています。住民の暮らしと行政コストの削減を支えるシステムです。例えば、選挙の時に誰が選挙日に18歳以上でその人の住所はどこかなどを簡単に割り出すなど、私たちの生活にも実は関わっているソフトウェアです。

金融機関には、各支店で行われていた事務作業を一つの事務集中センターに集中させるための事務集中システムを提供しています。これによって各支店の負担が減り、顧客対応に専念でき、充実したサービスや収益の向上につながります。

2.ここが特徴!

RKKコンピューターサービスは当初、地方自治体などから情報を預かり、税金などを計算した結果を納品する受託計算業務を行っていました。その後、シェアが高く得意であった地方自治体と金融機関にターゲットを絞り、自分たちでソフトウェアを作るようになりました。メーカーが作ったソフトウェアを提供するのではなく、自分たちで企画・提案し、開発・導入から操作説明、顧客へのサポートを一貫して自社で行っており、それこそがRKKコンピューターサービスの特徴です。メーカーのものを提供する形の場合、顧客のニーズを反映するのに時間がかかったり柔軟に対応出来なかったりといったことも発生しますが、自社ですべてを行うことでそういった問題が発生しません。時には沖縄の離島まで直接話をしに行き、各顧客のニーズに合わせて一つ一つ話しを進めながら作ります。

企画の段階から顧客と話しを進めることで信頼関係を築き、導入後もサポートをすることで10年、20年と信頼関係を継続します。

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3.社内の雰囲気

ITの会社ですが、理系がSEと決まっているわけではなく、文系でもSEになる人はいます。5月から半年間ほどプログラミングの研修があります。そこでプログラミングを先輩方からきちんと教えてもらえるので安心です。その後、一度それぞれの部署に配属なり、OJTで一つのものを作り上げるということを行います。ここでも先輩にたくさん教えてもらえます。文系でもSEになれるので、文系だからと諦める必要はありません。

本社は熊本ですが、東京や福岡、札幌、愛媛、沖縄などにも拠点があり、熊本以外の場所で働くことも可能です。

入社前に特別な資格は必要ありません。入社後に資格を取得したら、受験料とお祝い金をもらえるなどステップアップの支援も充実しています。

若手の社員はプログラムの開発に携わりながら先輩と新規の顧客との打合せやシステム設計もすることで経験値をあげていきます。その後、完成後の運用サポートをしていきます。入社して数年経つ頃には、自分の担当をもってシステムの作成をしていきます。最初に開発に携わることで、ソフトウェアへの知識が深まり営業に配属になったときも顧客への説明がしやすくなります。

税制や法律が変わるとそのシステムを反映させる必要があるので、そういった情報は逐一仕入れます。テレビ等でそういったニュースが流れているとついついチェックしてしまうそうです。反映させたシステムの入れ替えは、そのシステムを使わないときにしなければならないので、休日などを返上しなければならないこともあるそうですが、自分が顧客を持ち、一からシステムを作り上げたときの達成感はたまらないそうです。

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4.まとめ

先輩後輩との距離が近く、現場に行き直接顧客とお話をするなど人と人とのつながりが強い企業です。自分で何かを作り上げたい、コンピューターに携わる仕事がしたい、人と関わるのが好きという人にはとてもおすすめの企業です。

■基本情報

社名:株式会社RKKコンピュータサービス

住所(本社):熊本市中央区九品寺1-5-11

TEL(本社):096-364-5121

ホームページ:https://www.rkkcs.co.jp/


※この記事は、熊本大学の学生ボランティアグループ Kumarism が作成したものです。

Kumarismについて、詳しくはホームページへ→https://kumarism.jp/

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