コラム【なすびのひとりごと】vol.8 1/12公開

なすびのひとりごと.jpg

シンギュラリティって? ~AI、IoTで何が変わる~

シンギュラリティ(Singularity)は技術的特異点と訳されています。よく「AIなどの人工知能の能力が人間の能力を超える時点」と言われますが、このことを提唱した人工知能の権威であるレイ・カールワイツ氏は「$1,000で手に入るコンピュータの性能が全人類の脳の計算性能を上回る時点として定義している」そうです。いずれにしてもコンピュータの性能が飛躍的に向上するわけですが、2045年頃にその時が到来するだろうといわれています。ちょうど、今大学にいる若者が働き盛りの40歳代後半になる頃です。

時代は違いますが、私が大学生の頃はまだパソコンもない時代でしたが、20歳代後半で職場に初めて1台100万円以上する大きなパソコンが導入され、40歳代後半には一人1台のパソコンが持たされる時代でした。

それから考えると、これからの四半世紀は想像もつかないような変化が訪れるでしょう。AIの進化に伴って私たちの仕事も大きく変わるといわれています。ルーティーンな仕事はもとより色々な仕事がAIに置き換わるといわれています。その最たるものが公務員のルーティーン業務かもしれません。私が在籍していた熊本県庁はこの40年余りで6000人いた職員が4000人にまで減少しました。そのスピードは今後もっと早まるかもしれません。

金融機関や証券業界でも、低金利の影響はありますが、AI導入を見越した新規採用を削減する傾向が見られます。

そのためには、AIに代替されにくい”創造力”を身に着けていくことが必要ではないでしょうか。

Category