コラム【なすびのひとりごと】vol.29 2022/4/7公開

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~新年度にあたって~

満開だった桜もいつの間にか葉桜になろうとしています。進学や就職で新しいステージに進んだ方、ますますの活躍を期待しています。Eggplantでのイベント、ESシート添削や模擬面接に参加していただいた感想はどうだったでしょうか。

大学に入学した方、大学院に進学した方、新しい気持ちで勉強だけでなくいろいろなことにチャレンジしてみようと考えているのではないでしょうか。新型コロナウイルスのまん延防止措置は解除されていますが、オミクロン株BA.2への置き換わりで感染者の再拡大が懸念されています。そのような中、With COVID19への取組でしょうが、大学での対面授業の徐々に増えているようです。

このコラムでは、これから筆者の独断で気になった話題を取り上げていきたいと思います。新年度に当たって、就活を行っている方は、企業説明会も終盤に入っていると感じているのではないでしょうか。大学生の就活は最近5~6年で大きく変化したように感じます。最も変わったのが就活開始時期の前倒しではないでしょうか。学部生であれば3年の夏休みのインターンシップがあたかも”キックオフ”のように感じている人も多いのではないでしょうか。もちろん自分にあった仕事を見つけるために企業研究を行うことは大切だと思います。だからと言ってインターンシップができなかったということを後悔する必要はないと思います。

また、私も大学で教養教育の授業を担当していますが、最近、1年生から就職したい企業の候補を持っている学生が増えているように感じます。自身のキャリアプラン、すなわちどんな”仕事”をしたいかは考えておくべきだと思いますが、どこの企業に就職するかは、就職活動をする時期になって企業研究をして決めればよいのではないかと思います。

最後に、就活中の方、これから就活を始めようと考えている方向けに、熊本県の景気動向について述べたいと思います。熊本県にあるシンクタンク地方経済総合研究所が公表した「2021-2022年度熊本県経済見通し」によると2021年度は前年度の新型コロナウイルスによる落ち込みから回復したが、2022年度の名目経済成長率(GDP)は台湾TSMC立地関連を中心に設備投資が活発化しさらにプラス成長になると予測しています。もちろん新型コロナウイルスの感染状況やウクライナ問題などによっては不透明な点も多いようですが、少なくとも雇用環境は引き続き好調に推移するのではないでしょうか(この点は私見です)。

いずれにしても、DX(デジタル・トランスフォーメーション)やSDGsの浸透により産業構造の変化も進むのではないかと考えられます。既存の優良企業がそうではなくなる可能性もあります。アンテナを高くして客観的な情報を収集するように心掛けましょう 。

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