コラム【なすびのひとりごと】vol.17 2021/5/17公開

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学生は熊本の企業をどんな方法で知るのか

私が担当している「地方創生企業戦略論」という授業の受講生に、熊本県内に事業所をおいている企業の認知度アンケートをやっています。アンケートは自分が知っている県内に事業所がある企業名を5社挙げ、それぞれを知っている理由を答えるというものです。

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受講生174名のうち約80%が1年生、残りがほぼ2年生です。熊本大学は、約90%が九州出身者で、全体の30%程度が熊本県内出身者ですが、受講生もほぼ同様だと考えてよいと思います。

もちろん企業のランキングもありますが、ここでは省略して、知っている理由に注目したいと思います。「CM、広告で見た」がトップですが、「近くにある」や「利用している(していた)」がそれに続きます。就活を考える学生になると違う傾向になるでしょうが、少なくとも1年生にとって企業は、生活の中の一部でしかないということでしょう。

ここでは企業ランキングを示していませんが、コロナ禍だからでしょうか、例年にない傾向があるように思います。従来、学生はテレビを見なくなったといわれていますが、今年は、テレビCMをやっている企業がランクを上げています。私が会った1年生の多くは、入学して以降、秋まで数回しか大学に行くことがなかったと言っていました。アパートではなく実家で過ごす時間が多くなり、テレビを見る時間が増えたのかもしれません。

Eggplantのめざすものは、「学生と企業のフランクな交流の場づくり」です。Eggplantは1年生でも登録できます。いつかこのアンケートで「Eggplantで知った」と回答してくれる学生が現れることを期待しています。

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