【学生による企業取材記事】TKUテレビくまもと~地域に根ざしたテレビ局の役割とは~

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※この記事は、熊本大学学生ボランティアグループ Kumarism が作成したものです。

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目次

  1. 概要
  2. 「かたらんね」の生放送現場を見学…
  3. 報道は臨機応変に。
  4. 放送とは
  5. 放送以外の仕事もある?!
  6. TKUの強みとは
  7. 水の国くまもと応援プロジェクト
  8. 質問コーナー
  9. まとめ

こんにちは!

Kumarismのさくらです。今回の取材先は、「TKU テレビくまもと」さんです!

なんと、特別に社内見学もさせていただきました(`・ω・´)

  1. 概要

テレビ熊本は、1969年、熊本県内2局目の民放として開局しました。現在熊本市北区に局を構えている、フジテレビジョン系列のテレビ局です。他局の番組を流すだけでなく、自社で番組制作も行なっています。

「かたらんね」や「若っ人ランド」など、馴染みある番組も多いのではないでしょうか?今年4月からは、テレビ熊本開局50周年企画として、間寛平さんとと寺田菜々海アナウンサーがぶらり旅をする、触れあいドキュメント「熊本がいい~の」も放送開始しました!

2.「かたらんね」の生放送現場を見学…

今回、なんと特別に「かたらんね」の生放送現場や普段は入ることのできない部署も見学させていただきました\(^^)/

以下の写真は、実際に「かたらんね」の撮影が行われている現場です。

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「かたらんね」は生放送のため、考えうるあらゆる可能性を全て予測し、対策が練ってあります。収録前には、カメラワークのチェックや、台の配置、マイクの音量調整など細かくチェックしていました。

電子機器の電源は、収録途中のバッテリー切れを避けるために、 完全充電のバッテリー等で対処 、湯気があったほうが美味しそうなので食べ物は収録があってる裏で作る、など他にも様々な工夫が凝らされています。

また、驚くことに、セットは1つ1つ全てが手作りなんだそう。

私たちが見ているのは完成された一場面だけで、その裏側で番組を作るために奮闘している人たちがたくさんいるんですね。

3. 報道は臨機応変に。

報道は、とにかく放送中に何が起きるかわかりません。

事件・事故が起きればいち早く現場に行き、状況を伝えることが必要とされています。そこで、カメラは持って歩けるよう、小型のものが使われています。

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原稿が映されているモニターを見ているところです…

特別に、アナウンサーの方が話す場所に立たせてもらいました^o^

アナウンサーの方は、正面を向いて話しているため、原稿を覚えているのかと思いきや、正面のモニターに手元の原稿が表示されていたのです!

ニュースでは、収録と同時に編集ができるようにされており、スーパーを直前で差し替えることもあるそうです。

4. 放送とは

放送するにあたって、「人権に配慮して、公正公平な放送を行うこと」が一番配慮されています。また、正確で情報を提供するためために多大な努力がなされています。

CM1つとっても、東京で発売されているものが熊本でも発売されているのか、正確な情報なのか、また、放送する時間帯とコンテンツの日時は合致しているかなど細かくチェックしているそう。

間違った情報発信をしないよう、報道では背景まで調べ、情報の出所を明らかにしています。

不確かでいい加減な情報が満映しているネットとは違い、本当に信頼できる情報を提供しているんですね。

また、現在は「くまもと地震の記憶を風化させることなく、被災者に寄り添って作ること」を軸にして、被災者にフォーカスした企画や取材も行っています。

5. 放送以外の仕事もある?!

「TKUの日」聞いたことありませんか?

TKUは、番組を放送しているだけではないんです!「TKUの日」や「キッズサッカー大会」などのイベントも開催しています。

また、コンサートや映画の試写会なども運営しているそう。

これも、視聴者に楽しんでもらうため、また、TKUのファンを作るためのイベントなんです。

試写会は、「無料で映画が観れる!」「ノベルティももらえてラッキー!」と、私たちにしかメリットがないように思えますが、その宣伝効果は大きく、運営する側にもメリットはあるんだそう。

ちなみに、試写会は業務販促部の仕事、イベントやコンサート、住宅展示場の企画や実施は、事業部の仕事です。

6. TKUの強みとは

ズバリ地域に根ざしたテレビ局であること!

県民にとって生活に根ざした身近な存在になるため、放送やイベントを通して地域の活性化、地域の貢献ができるよう頑張っています。

「放送を完璧にできた後、余力があれば、地域貢献のイベントを赤字になってでもや

る!」とのことで、利益だけでなく地域貢献を大事にしていることが伺えますね。

7. 水の国くまもと応援プロジェクト

水の国くまもと応援プロジェクトとは、熊本の宝物である水を後世に残すための、水保全活動です。具体的には、

・ 水にまつわる歴史、風景、活動などを紹介する番組づくり

・ 水の国高校生フォーラム企画運営

・ 江津湖の蛍保全活動

・ 江津湖の花火大会

などの活動を行なっています。

これも、地域貢献の一環です。

8. 質問コーナー

Q.どんな人を求めているか?

A.「みんなのことを考えていて、社会の動きや一般常識をしっかり持っている人、物事を真摯に考えて自分自身を積極的に高めて前向きに仕事をできる人」

Q.希望した部署に入れるの?

A.TKUにも、総務部、営業部、報道部、技術部など様々な部署があります。

アナウンサーはトレーニングを積んでいる人の方がなれる確率は高いそうですが、事前に制作を学んだからといって、制作に関わるとも限らず、どの部署に配属されるかは分からないそう。

「部署を移動したら、その部署でまずは勉強して活躍できるようになることが大事!」と仰っていました。

<キャリアアップ例>

A. 放送部→東京支社業務→業務販促部→福岡支社長→経理

B. アナウンサー→販売促進部で営業

C. 総合職→アナウンサー

D. 報道記者→東京支社営業

Q.研修制度はあるの?

研修制度は、会社の制度としてはありませんが、部署に配属された際、自分のスキルアップを自分で考えて、その仕事に役立つスキルを身につけているそうです。

9. まとめ

TKUは、熊本でのローカルな発信力を武器に、幅広く事業を展開しています。

信頼ある放送にするため、私たちの想像以上に様々な分野の仕事で放送局が成り立っていました。

また、熊本県の放送局として、地域貢献を掲げている点も、特徴的ですね。

今回取材のご協力をいただいき、ありがとうございました!

※この記事は、熊本大学学生ボランティアグループ Kumarism が作成したものです。

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